支援実績例(4)原価管理制度導入

当社クライアント企業であるD社(製造業、年商10億程度)はここ数年着実に業績を伸ばしている優良企業です。D社のZ社長は新たな成長戦略を模索しつつ、既存商品の収益力低下に課題を感じていました。折しも、原材料や資材の価格高騰や物流コストの増加は、年々収益を圧迫する大きな要因となってきました。一方で、D社では長年、精緻な原価計算がされておらず、「どの商品がいくらで生産され、いくらで売れているのか」が把握できていない状況でした。

そこで当社は支援に入ると同時に、まず原価計算制度を導入することで「収益の見える化」を行った上で、収益改善メニューや中期経営計画の策定、新たな成長戦略の構築を進めることを提案しました。製造業にとっての「1丁目1番地」でもある原価を抑えることこそ、最優先に取り組むべき課題である為です。実際に製造ラインでの工程を何度も直接確認し、工場長やライン長等ともディスカッションを重ねながら、各費目の定義やデータ収集方法、計算ロジック、集計フォームを固めていきました。

今春よりまずトライアルとして、EXCELベースでの原価計算が可能となり、現在月次での見える化を進めています。今後、現在のツールでの改善を重ねながら、来期以降に原価管理システムの導入を検討しています。原価計算が可能となったことで、営業は「利益率の高い商品をどう増販するか」、製造は「いかに生産効率を上げて原価低減するか」という視点をもって日々活動することが可能となり、収益改善につなげる第一歩となっています。